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【口コミ】30代新婚旅行にオススメ!越後湯沢・里山十帖の魅力と行き方

こんにちは!みらんだです。

今年の夏も暑かったですね。
名古屋にいると、35℃くらいあるのが当たり前になってきて、もう全世界どこでも暮らせるのではないかと思えてきます。
(多分本当に暮らせる)

2019年の夏は、そんな名古屋から脱出して、新潟県は越後湯沢、里山十帖に行ってきました。

里山十帖は、雑誌「自遊人」がプロデュースした旅館。
古民家を改装した、オシャレな内装とインテリアはもちろんですが、地元野菜をふんだんに使った料理、自然が見渡せる温泉など、本当に全てが感動でした。

そんな里山十帖の魅力を、余すところなくお伝えします!

里山十帖の魅力

里山十帖とは

里山十帖は、新潟県大沢山温泉にある宿泊施設です。
雑誌「自遊人」の運営会社が、蚕の養殖をしていた古民家を改装して、2014年にオープンしました。

詳細な設計図を準備せず、解体してみてからその状態に合わせて改装をしていったという、調和を大切にした宿です。
活かせるものをそのままに、それそのものがデザインなのでしょう。

宿泊者層は、シニアではなく、現役で働いている人がほとんどだそう。

また、宿泊者は首都圏が半分以上、県内が2割、その他が3割程度。
他の新潟県の宿は県内が7〜8割ということから、県外、特に首都圏に上手くPRができていると言えそうです。

首都圏の現役世代がターゲットということは、首都圏に住む働く30〜50代が、一番この里山十帖を存分に楽しめるということです。

こだわりの商品が充実したショップも併設

設備が洗練されている

里山十帖の魅力は、なんといってもまずはその外観と内装、設備の美しさ。

全てに隙がなく、どこをとっても美しいつくりです。

靴を脱いで裸足になって、木の床を歩く時のしっとりとした気持ちよさは、なんともいえない、懐かしい感覚。

部屋に用意されているパジャマやタオルも、こだわりの素材が使用されていて、ショップで販売されていました。

気持ちよすぎるベッドとパジャマ

ラウンジ

里山十帖には、2つのラウンジがあります。
イベントが行われることもあるようですが、行われないときは、宿泊者のラウンジとなります。

そのラウンジの一つ一つの家具が、とてもデザイン性が高いものばかりです。
同じものはあまりなく、様々なデザインの椅子やテーブルが置かれていて、全部の席に座ってみたくなるほど。
宮崎家具の椅子などが置かれています。

ラウンジの椅子とテーブル

コーヒーなどのドリンクと、お菓子が置かれていて、24時間利用できます。
夕方には日本酒などのお酒もあり、温泉前と後に少し飲むのが最高です。

バータイムは飲むしかない

温泉

里山十帖は、山の中腹に位置します。
そのため、露天風呂の眺めがとてもよく、山々と盆地の街が見渡せて、とても気持ちがいいです。

デザインも、インフィニティプールの温泉版ともいえるつくりで、自然との一体感が感じられます。
熱過ぎない適温なのも◎。

シャンプーなどこアメニティがオーガニックブランドのバネッサミーガンでした。
随所に見られる、自然への思い遣り、自然との調和がここでも感じられました。

お部屋の露天風呂も広い

体験イベント

里山十帖では、夕方16:30頃からお散歩ツアーが開催されます。
無料で、お庭や近くの自家菜園の植物の説明をしてくれます。

自家菜園の旬の野菜のお話、栗の取り方のお話、ハーブの香りの体験などを聞けて、とても面白いです。
しかもプレモルを飲みながら(笑)
しかも宿に帰ってきたら、スパークリングワインが待っています(笑)

ツアー後のスパークリングワインは最高

食事は厳選された食材のみ

里山十帖に訪問して食事を食べないことは、里山十帖の素晴らしさを全く理解できないに等しいです。
それくらい、里山十帖での食事は、厳選された食材がふんだんに使われていて、新たな発見をもたらしてくれます。

新鮮な地場の野菜

まずは、野菜が美味しい。
朝、シェフが畑をまわって、その日のメニューを決めているそうで、その日の新鮮な食材を味わうことができます。

また、自家菜園もあり、パクチーの花などの採れたてのハーブがアクセントになっています。
新鮮でしっかりと味の濃い、甘みの強い野菜をこんなにたくさん食べたのは初めてでした。

お肉、お魚が少なめで、お腹いっぱい食べているのに胃もたれしないのは、30代にはうれしい。

秋はキノコ、冬は発酵食やジビエなどを楽しめるとのこと。
冬も行ってみたいー!

新潟はナスの作付面積日本一とのことで、5種類食べ比べ

お米は魚沼産コシヒカリ

越後湯沢は魚沼市に近く、魚沼産コシヒカリを炊きたてでいただくことができます。

なんと、5kgで10,000円もするという、鈴木清さんのお米を、お腹いっぱいになるまで堪能することができます。

また、お米はその場で炊いていただけるのですが、煮えばなといって、まだ少し芯が残った状態で先に少しいただくことができます。
この煮えばなの状態が、一番味がしっかりして美味しいのだとか。
実際にいただきましたが、かなり濃厚な甘みが感じられて、とても美味しかったです。

地酒は日本酒とワイン

また、お米が美味しければ、もちろん日本酒も最高です。

八海山や鶴齢などの有名な地酒が用意されています。
いろんなお酒を楽しみたい方は、日本酒ペアリングがオススメです。

正直、甘めの日本酒が苦手で、後味スッキリなものが好きなのですが、甘口を試してみたところ、そのスッキリ感に驚きました。
後に残るお酒っぽさがなくて、すぅっとスッキリなんです。

また、新潟はワイナリーも増えていて、国産ワインをペアリングで味わうのもオススメです。
一番有名なのが、カーブドッチワイナリーさん。
カーブドッチワイナリーさんのワインも数種類用意されていて、いろいろ楽しめました。

やっぱり水がキレイなところのお酒は美味しいですね。

里山十帖に宿泊する際の注意点

虫が多い

自然の中過ぎて、虫がたくさんいます。
大きめのバッタやクモ、カメムシ、カエル、ハチなど、バラエティに富んだ虫たちがそこら中にいます。

特に注意は露天風呂。
裸なのに虫が近寄ってきます。
夏はアブに刺されないように要注意です。

ちなみに、離れのお部屋の露天風呂は虫少なめでした。

夕食の時間が長い

夕食の時間は、全部で2時間半くらいみておいた方がいいと思います。
作り置きをしないので、どうしても数や時間に限りが出てしまうのは仕方ないことですよね。

時間は17:30と19:45の2部制です。
19:45だと、食事が終わるのは22:00頃になります。
先にお風呂に入っておくと、夜ゆっくり過ごすことができます。

もう一つ、お昼ごはんは少なめに、もしくは抜くことをお勧めします。
量が多いというだけではなく、せっかくなら美味しい食材を全力で味わっていただきたいと思います。

どうしてもという方は、日本酒ソフトクリームくらいにしておきましょう。笑

小さい子どもは泊まれない

小学校高学年に満たない子どもは、基本的に宿泊ができません。

食事も2時間くらいかかりますし、小さい子が遊ぶ場所もありませんので、子どもにとっては楽しめる施設ではないかもしれません。

バリアフリーでない

バリアフリーに対応しようとすると、デザインの一部を切り捨てなければいけない場面もあります。
里山十帖では、デザイン性の方を優先して、バリアフリーの方をを捨てています。

実際、2階でもエレベーターはありませんので、階段を上る必要があります。
子どもも宿泊できませんが、お年寄りも宿泊が難しいかもしれません。

それと引き換えに、非常に洗練された空間となっているのです。

里山十帖は、30代の新婚旅行にオススメ

里山十帖は、大人が楽しむ宿泊施設ですので、DINKS(子どもなし、共働き世帯)にぴったりです。

中でも、30代の新婚旅行や記念日旅行にオススメです。
実際に、新婚さんぽいご夫婦とそのご両親という組み合わせも見ました。

休みがあんまり取れなくて海外は難しい、授かり婚で飛行機に乗るのに抵抗がある、なんてカップルの場合、東京からたった1時間半で、自然豊かな空間へ行くことができます。
しかも日本語が通じる…!笑

2階のラウンジ

里山十帖へのアクセス

電車の場合には、東京から上越新幹線で越後湯沢まで行き、そこからレンタカーかタクシーが便利です。

タクシーでも5,000円くらいかかりそうな距離にあるので、観光するにもレンタカーを借りた方がお得です。

名古屋から行く場合も、一度東京まで出てから上越新幹線に乗り換えるのが一番早いです。
新潟空港まで飛行機という手段もありますが、新潟空港が意外と遠く、車で2時間くらいかかります。
結果、新幹線で行く方が早く到着できます。

豊かな自然、洗練された空間、美味しいご飯。
欲しいもの全てが揃う、里山十帖に、ぜひお出かけくださいね。