こんにちは!みらんだです。
アラブ首長国連邦の首都、アブダビ。
オイルマネーでリッチなイメージがあるアブダビですが、そのアブダビにフランス・ルーブル美術館の分館があるのはご存知でしょうか?
アブダビに行ったら絶対行きたい、むしろルーブル・アブダビに行くためにアブダビに行きたい。
それくらい素晴らしい美術館でした。
ルーブル・アブダビへの行き方、見どころをご紹介します。
ルーブル・アブダビとは
ルーブル・アブダビは、2017年にオープンした、比較的新しい美術館です。
フランスにあるルーブル美術館の分館です。
ルーブルという名前を30年使うために、約500億円をフランスに支払ったとのこと。
オイルマネーのなせる技です。
営業時間
ルーブル・アブダビは、月曜日が休館です。
それ以外の営業時間は、次の通りです。
- 火・水 10:00〜20:00
- 木・金 10:00〜22:00
- 土・日 10:00〜20:00
遅めの時間までやっていますので、人が少なくなる時間帯を狙って行ってみても良さそうです。
チケット
現地で購入
現地で対面か機械で購入できます。
クレジットカードが使用できます。
対面の方が並んでいる列が長かったように思います。
機械で購入する場合、機械の操作は係員さんがやってくれます。
機械で購入する方が、少し早そうでした。
事前に購入
トリップアドバイザーのサイトで、事前に購入しておくことができます。
時間を効率的に使いたい方や、現地でちょっと心配な方は、先に購入しておけると便利です。
行き方
ルーブル・アブダビは、アラビア海に面しています。
アブダビの中心部からは、タクシーかバスになります。
アブダビはタクシーが安く、移動時間が短くなるので、個人的にはタクシーをお勧めします。
どこからでも乗れますしね。
シェイク・ザイード・モスクからは40〜50分くらい、エミレーツ・パレス・ホテルやカスール・アル・ワタンからは30分くらいです。
ルーブル・アブダビの魅力
量より質
ルーブル唯一の分館、ルーブル・アブダビ。
展示されている作品数では、本家ルーブル美術館には及びません。
しかし、展示品は全く見劣りすることはありません。
むしろ、厳選された作品だけを鑑賞することができますので、一つ一つをゆっくり楽しむことができます。
作品を観ていて感じたのは、「完全な作品が多い」という点です。
通常、仏像などの作品は、一部が欠けていることがあります。
ヨーロッパの石像など、頭や腕がないものが展示されていることもよくあります。
しかし、ルーブル・アブダビには、不完全な作品はほとんどありませんでした。
保存状態の良い作品を、厳選して集めている、という印象です。
年代が幅広い
古代から近代のアートと、現代アートは、別の美術館であることが一般的かと思います。
しかし、ルーブル・アブダビでは、古代のアートから最新のアートまで、幅広い年代の作品を楽しむことができます。
離れた場所にあると、移動時間が気になりますが、ルーブル・アブダビであれば、午前中に近代美術を、午後から現代アートを、移動せずに楽しむことができます。
驚いたのは、2019年のパリコレで発表されたドレスが展示されていたことです。
一体いくらかかったのだろう…笑
超最新のアートも揃っている、そのスピード感にも驚かされます。
建物が近未来的
建物そのものがとても近代的で素敵なのですが、複数の建物を取り囲む中庭のような空間がまた素敵。
近未来的で、まるで鳥の巣のよう。
隙間から差し込む日の光がとても美しい。
海の水もあり、また風も入って心地よく、ここでゆっくりする時間も取っておきたいくらい、素晴らしい空間です。
1日ゆっくり過ごそう
ルーブル・アブダビは、古代から近代美術、現代アート、美しい空間、またカフェも併設されており、丸一日過ごせます。
観光地を短時間で効率的にまわるのもいいですが、1日をゆっくり使って、厳選されたアートに存分に触れるのも、素敵な旅の思い出になります。
大人の旅を、ルーブル・アブダビで楽しんでみてくださいね。